豪華客船メガノート号、満員のサロンでは恒例のオークションが行われていた。スミス氏が最高値で落札しようかというそのとき、不意に室内が暗くなりはじめ、やがて闇に包まれた。そして銃声が響き渡る。まもなく非常灯が部屋を照らすとスミス氏は胸を血に染めて倒れていた。ところが検視の結果、スミス氏が銃撃の直前に毒殺されていたことがわかり、謎は混迷を深めることになる。ポンズ博士をはじめとする4人の心理学者たちがそれぞれに推論を重ねて探偵ぶりを発揮するのだが…巻末に「手がかり索引」を付したオベリスト・シリーズ第1作。

本书是身为心理学者的作者戴利·金的推理小说处女作,与其后的《铁路奇案》、《远走高飞》共同构成海陆空三部曲。横穿大西洋,由纽约驶往瑟堡的豪华客轮megnote号上正在举行盛大拍卖时,灯光突然熄灭,与此同时,枪声响起。应急灯亮起时,乘客中一名美国富豪已倒地身亡。坐在旁边座位上的富豪女儿也脸色苍白,处于濒死状态,颈上的高级项链被强行夺走。尸检的结果,尽管富豪的体表没有发现任何子弹射入的痕迹,却从体内找到两枚子弹。事件极度令人困惑,船长作为主人,提议进行搜查,四位准备参加欧洲学会的心理学者有效利用各自专业领域的测谎器、联想游戏等进行独特的试验,致力于圈定犯人。

本书共六章：事件发生、四位心理学者各自的问答、事件解决。第二章到第五章是四位心理学者分别得出自己的结论,但都因判明了新的事实最后遭到否定。找出真相的是麦可·罗德警官,他的登场方式成为小说中另一个精彩场面。由于案件发生在大西洋的船上,处在受限制的状况之中,时间和空间上的紧张感非常强烈,而且案件一再转折,始终令人喘不过气来。另一方面,由于各位心理学者的个性描写引人入胜,也有起到缓解紧张感作用的内容,整体来说是部平衡性把握得很好的作品。